スズキのバイクの売筋と買取相場

コアなファンのハートを掴むハイパワーマシンが得意

SUZUKIはコアなファンを大勢有する、高出力マシンに強みを持った国内のバイクメーカーです。
他社では、乗り安さや取り回しの容易さをウリにしたバイクにポジショニングする中で、SUZUKIはビギナーを寄せ付けないジャジャ馬でコスパに優れた高出力マシンが主力で多数のモデルがラインナップに加わります。

公道仕様の市販車としては世界初の最高スピード300km/h超を記録した「隼」が現行のモデルとしてけん引します。
国内の他メーカーが排ガス規制で400~600㏄のミドルクラスのパワーを抑える中で、国内仕様のGSR400は60馬力超とライバルモデルを凌駕するパワーを誇るモデルです。

新車の売れ筋もGSRシリーズやGSXシリーズで、軽いのにパワフルな稀有のモデルです。
ここでは根強いファンを持つスズキのバイクの魅力や特色、中古車でのリセールバリューを含めた市場の状況を整理しましたのでスズキのバイクの購入の参考にしてください。

SUZUKIのバイクの強い個性

スズキのバイクはオリジナリティの強いバイクが多いという特徴が挙げられます。
比較的乗りやすいスクーターも作っており、こちらは、実用性、耐久性、コスパともに申し分ありません。
ところが排気量の大きなミッション車は、他社のライバルモデルとは差別化を図った個性が強く際立つモデルが多い傾向です。
以前は油冷エンジンという個性派のこだわったバイクを多く揃えていました。

油冷エンジンのメリットはマフラー等の給排気系のカスタマイズを少しするだけで、パワーアップが実現する点にあり、またラジエターがいらないためボディが軽く、エンジンが美しく見える事も魅力です。
SUZUKIのコアなファンが挙げるスズキの特徴を整理すると、安くて実用性・耐久性が高い事、他社のモデルにない乗り心地である事、高出力マシンがラインナップに多い事が挙げられます。

新車の売れ筋モデル

トップは原付2種のアドレスV125シリーズで、次にGSR250、GSR400と続きます。
自動二輪分野ではGSRシリーズがメインモデルと言っていいでしょう。
2016年に、フラッグシップと言えるスーパースポーツタイプのGSX-R1000がフルモデルチェンジをして大型部門でも人気を博しています。

これからのスズキのバイク部門は社を上げて、GSXシリーズをメイン車種に据えてラインナップを立てていく計画を発表していますので、GSRと並び2本柱の展開になると思われます。

個性の強さが中古車相場に与える影響

スズキは強い個性を持つモデルが多いため、国産他社のライバルモデルと比較すると中古相場に割安感があります。
ただ、GSXーRシリーズや隼などの特に高出力なマシンは高値ですが、これはスズキの他のモデルからの買い替えかもしれません。
中古相場は安く割安感がありますが、あまり故障せず耐久性に優れるためスズキのユーズドはオススメ出来ます。

SUZUKIバイクを新車で購入する方は、SUZUKIの個性が好きなので、中古車買い取り価格を意識して購入する方は少ないのでしょう。
中古買取り相場はハイパワーで人気の「隼 GSX1300R」が30〜90万円で、GSR400が18〜35万円程度です。