トライアンフの歴史を知ることは、バイクを知る上で役立つ
トライアンフはイギリスで創業したバイクメーカーです。
その歴史は非常に古く、何と1880年代まで遡ります。
つまり2020年の現在に至るまで、130年以上の歴史があることになるのです。
長い年月をバイクの開発に費やしているだけあり、トライアンフのバイク開発技術は他のメーカーと比べても抜きん出たものとなっています。
その評価はイギリス国内だけでなく世界に広まっており、もちろん日本のライダーにも知られています。
つまりトライアンフの歴史を知ることは、バイクそのものの歴史を知る上で非常に役立つのです。
これまであまりバイクの歴史に興味がなかった場合、まずはトライアンフの昔のモデルから学んでみると良いでしょう。
こうして勉強した知識は、バイク仲間の間で話すときにも話題の種となってくれるはずです。
他のライダーから一目置かれる存在になることができるでしょう。
1950年代までの、トライアンフの歴史を辿る
トライアンフの創業者は、ジーグフリード・ベッドマンという人物です。
この人物はもともと貿易会社を経営していました。
当時は経済が大きく発展している時代であり、自転車も人気となっていました。
そしてそこから、バイクを購入する人も増え始めていました。
ベッドマンはこの状況を踏まえて、貿易業から事業の切り替えに乗り出します。
トライアンフ・サイクル・カンパニーという会社を設立し、バイクの開発・製造販売に乗り出したのです。
1980年代にこの会社は創業したものの、第1号のバイクが発売されたのは1902年のことでした。
発売当初のトライアンフのバイクは高価で、一般の人たちはなかなか手の出ない金額でした。
しかしそこから技術が発展するにつれ、大衆車としてもトライアンフのバイクは浸透していくことになりました。
もちろんこの過程で、トライアンフも大きな成長を遂げたのです。
その後会社は順調に成長を続け、1950年代に入ると初のユニットモデルが発売されました。
これが再びヒットを生み、より多くのライダーがトライアンフに注目するようになりました。
一時期は衰退するも、復活を果たす
トライアンフは1950~60年代に人気を博しましたが、70年代に入るとその勢いが衰えるようになりました。
車が普及し始め、バイク産業は少しずつ縮小したのです。
しかしこの企業はこれで終わらず、1970年代に復活を果たします。
1980年代からは息を吹き返し、現在でも魅力的なバイクを多数生み出しています。
このようにトライアンフは、非常に深い歴史のあるメーカーなのです。
これをきっかけに、より詳しく勉強してみるのもおすすめです。