ブリクストンの歴史

ブリクストンの歴史

ブリクストン(BRIXTON)は、オーストラリアのバイクブランドです。
2023年にこのメーカーのバイクが日本デビューを果たしたことで、国内でも知名度・注目度が急速にアップしている状況です。

ブリクストンという名前はアパレルブランドにもあるため少々紛らわしいですが、こちらのブリクストンはオーストリアのKSRグルーブが手掛けているバイクブラントです。
しかもこのブランド名はイギリスのロンドンにある地区名からつけられているので、ますます紛らわしい印象を持たれている面もあります。
ただ、ブランドイメージ全体にブリティッシュスタイルが押し出されているのも、同メーカーの特色となっています。

このKSRグループはすでに創業から100年以上が経過している歴史ある老舗企業ですが、バイクメーカーとしての歴史はまだまだ新しく、初登場は2018年のミラノ国際モーターサイクルショーでした。
このショーで同メーカーのバイクが発表された後の翌2019年には早くもラインナップを拡大し、以後ヨーロッパを中心に人気を高めています。
日本では2023年にデビューということになったわけですが、バイクブランド/メーカーとしてのブリクストンの歴史を考えると比較的早い段階でのデビューと言えるでしょう。
それだけブリクストンのバイクが国際的に高い評価を得ている証拠とも言えそうです。

このブリクストン(BRIXTON Motorcycles)はモーターサイクル「楽しむ」ライダーをおもなターゲットとしてブランド展開を行っており、コンセプトも「スローバック・スタイル」を掲げています。
スピードや実用性はもちろん重要ですが、それだけでなくクラシカル&トラディショナルなスタイルを重視したモデルがラインナップされています。
なお、現在ブリクストンでは「クラシック・レンジ」と「クロスファイア・レンジ」の2つのラインを展開しています。
前者は名前の通りクラシカル&トラディショナルなイメージを前面に押し出しているのに対して、後者は現代的かつストリートカルチャーのテイストを大胆に取り込んでいる点に大きな特徴を持っています。

ブリクストンの主なバイクのラインナップ

クラシック・レンジでは、「Cromwell」が挙げられます。
まさに「クラシック!」と言いたくなるようなシンプルかつ重厚感・高級感にあふれたデザイン、その一方で250ccモデルでは145kgと軽量のボディが採用されており、見た目の重さと使い勝手の良い軽量感の両方を兼ね備えています。

クロスファイア・レンジでは「Crossfire」がいかにもこのラインらしい魅力を備えたモデルとして筆頭に挙げられるでしょう。
やはり重厚感・高級感を備えている一方で、モダンなデザインとなっており、ちょっとゴツゴツした見た目とパワフルな走行感が大きな特徴となっています。
「ストリートを超えてラフロードにも立ち入ってみよう」とのコンセプトも掲げられており、オフロードでの走行にも優れています。