ハスクバーナの歴史

ハスクバーナの歴史

オフロードバイクの専門メーカーとして人気のハスクバーナは、1689年に設立され長い歴史を持っています。
このメーカーはスウェーデン国王からの命令を受けて工場が建設され誕生しましたが、もともとはバイクを製造するためのメーカーではなく兵器を作るための工場として建設されたのです。
その後、1870年代にはミシンや薪ストーブなどが生産されるようになりました。
世界で初と言われるタイプライターも、ハスクバーナが製造したものだと言われています。

そんなハスクバーナがバイク産業に係るようになったのは、1896年のことです。
しかし最初はバイクではなく自転車の製造からスタートし、1903年にメーカーとして初めてのバイクが誕生しました。
ちなみにハスクバーナは、バイク製造を始めてから一度も製造を中断しないバイクメーカーとしては最も長い歴史を持ち、110年以上ずっとバイクを作り続けています。

ハスクバーナの名前が世界中に知られるようになったのは、1933年のロードレースにおいて一連のレースでハスクバーナバイクが表彰台の最上段に登場する頻度が多くなったことがきっかけです。
その後、ベルギーでモトクロスと呼ばれるオフロードタイプの単気筒バイクが注目されるようになり、その後はオフロードバイクをメインとしたバイクラインナップで世界中にたくさんのファンを抱えるようになったのです。

ハスクバーナからラインナップされている主なバイク

ハスクバーナのラインナップは、大きく4つのシリーズに分類できます。
エンデューロ、モトクロスやスーパーモトなどのモトシリーズ、そしてリアルストリートです。
それぞれのシリーズごとに、数多くのモデルがラインナップされていて、オフロードバイクを愛するライダーたちから絶大な支持を集めています。

エンデューロはもともとはヨーロッパの山岳地帯における人命救助から生まれたスポーツで、速さはもちろんのこと、確実性や信頼性も必要となる競技です。
ハスクバーナのエンデューロモデルは、ISDEなどの耐久レースに用いられるバイクに適した車種がズラリとラインナップされています。

土ぼこりをあげながらオフロードを走り、ジャンプなどアクロバティックな動きも堪能できるのがモトクロスというスポーツです。
ハスクバーナのモトクロススポーツは軽量や動きやすさを追求したシリーズで、たくさんのモデルがラインナップされています。

サーキット専用のバイクレースに適したバイクは、オフロードのモノとは基本的なスペックがガラリと変わります。
アスファルト上で開催されるスーパーモトのレースに適したバイクシリーズが、ハスクバーナのスーパーモトシリーズです。
リアルストリートは特定の競技に向けたプロ仕様のバイクではなく、普段の生活の中でも活用できるスペックのバイクです。
オフロードらしいデザインと使いやすいスペックで、多くの人に人気があります。