高速道路を走る注意点

富士山

安定しているからこそ注意したい高速道路での走行

高速道路では、時間帯によって渋滞していることもありますが、ツーリングしているときは走りやすく、直線や緩やかなカーブなど一定の状態で運転できる環境にあるため、街乗りでまめにブレーキをかけたり、右折や左折がある状態よりも、走りやすいですね。

こうしたことから、つい運転中に気が緩んでしまうことがありますが、スピードを出して走っているので、万が一事故が発生してしまったときに大ケガを負ってしまう可能性が高く、死亡事故も高速道路で起きているケースが非常に多いです。

ここで、今一度高速道路の走行における注意点を理解し、ツーリング時の安全運転に活かせるよう、いくつかのポイントをご紹介していきたいと思います。

高速道路の運転は眠気が起きやすい

車の運転でも同様ですが、高速道路ではバイクの運転が単調になるので、どうしても眠くなりやすいです。
気候がよいときほど眠気が起きやすいので、眠気に負けないことは高速道路を運転する上でとても重要になります。

まず、ツーリングの前夜はしっかりと睡眠を取り、寝不足の状態で出かけないことは必須。
それでなくてもバイクの運転は体力を使うため、しっかりと休息をとっておくことは基本です。

しっかり睡眠をとっても眠気が起きてしまうというときは、眠気を覚ます目薬をこまめにつけてみてください。
運転中の目の疲れをいやしてくれる効果もありますし、クールタイプであれば眠気がすっきりと覚めると思います。

参考サイト:http://jp.rohto.com/zi/

休憩中や信号待ちのときにさっと使えるよう、ポケットに入れておくとよいですね。

車間距離と走行位置も重要

次に、いざ高速道路に入ったら、車間距離をしっかりとること。
一般的に、前の車との車間距離は、走っている時速と同じだけの距離を保つよう推奨されています。
例えば、時速90kmで高速道路を走行していた場合、車間距離は90mといった具合です。
きちんと車間距離を保っていれば、集中しておらず思いがけない危険が迫ってきたときの対処がしやすいので、車間距離をしっかり確保して運転してください。

あまり意識していないことが多いのが、車道の中にあるバイクの位置です。
前の車の真後ろを運転していると、前の車のバックミラーに自分のバイクが映り込みにくいというのをご存知でしょうか。
少し斜めの位置で運転することで、バイクがバックミラーに映りやすく、ドライバーがバイクの存在に気づきやすくなります。

ちなみに、トラックの場合は小型トラックは荷台があるため、バックミラーを使用することができません。
箱型トラックはサイドミラーで後方の確認を行いますが、このときも真後ろを走っていると確認しにくいので、やはり少し斜めの位置で走るように意識してください。