電動バイク「ライブワイヤー」の特徴
大型のアメリカンバイクメーカーとして人気のライブワイヤーでは、2020年に電動バイクを誕生させました。
電動バイクというと小型バイクというイメージがありますが、大型バイクのイメージを持つハーレーダビッドソンの電動バイク「ライブワイヤー」には、ハーレーならではのたくさんの魅力的な特徴があります。
1つ目の特徴は、電動バイクという雰囲気ではなく、ハーレーダビッドソンらしい大型バイクのカッコいい雰囲気を持っているという点です。
車体のデザインはスポーツバイクを前面に出していて、フレームは軽量化を図るためにアルミ素材が採用されています。
一般的なバイクでエンジンを搭載している場所にはバッテリーが搭載されていて、そのすぐ下にモーターを配置し、ベルトドライブを使ってリヤタイヤをコントロールするという作りになっています。
2つ目の特徴は、他のハーレーダビッドソンモデルと比較すると、全体的にシンプルでスリムにまとめられているという点です。
これはライブワイヤーだけでなく他の電動バイクに共通する特徴で、エンジンや排気管などのパーツが必要ないため足回りがスッキリしています。
それがさらに、次世代の斬新なバイクという雰囲気に繋がっています。
ライブワイヤーのスペック
ハーレーダビッドソンのライブワイヤーは、電動バイクの中ではかなり高い完成度であることで人気があります。
最初にお披露目されたのは欧米仕様で、日本へは日本の道路事情に合わせた日本仕様が輸入されています。
しかし基本的には日本仕様と欧米仕様には大きな差はなく、停止している状態からわずか3秒で100km/hに到達できる加速性能を始め、ライドモードが7つラインアップされているなどの機能はそのまま採用されています。
ライブワイヤーの高速道路における航続距離は、約113km、市街地走行では約235km程度となります。
AC電源を使っての充電にかかる時間は12.5時間で、DC急速充電器を使えば1時間程度で満充電にすることができるハイスペックです。
日本国内におけるツーリングでは、道の駅やサービスエリアなどに設置されているCHAdeMO(チャデモ)対応となっています。
家庭での充電はAC充電となるので時間はかかりますが、12時間なので帰宅してからすぐに充電を始めれば、翌朝までかなりフル充電に近い段階にできるでしょう。
安全性に関しても、ライブワイヤーはハイスペックなバイク車種として人気があります。
前後のサスペンションにはSHOWAブランドのフルアジャスタブルフォークやモノショックが採用されていて、最新設備を搭載したバイクモデルとして高い安全性が期待できます。
またハイレベルなスポーツ走行にも適したスペックとなっているのが特徴で、ミシュラン製の専用タイヤとブレンボ製のブレーキを搭載しています。