世の中には、5人乗りのバイクがある
バイクは1人で乗るものと思っている人も多いと思いますが、2人で乗っている人も比較的多いです。
誰かを後部座席に乗せて走ったり、サイドカーを取り付けて走ったりすることで、バイクの楽しさはさらに増すことになります。
1人で旅をするのはとても楽しいですが、やはり誰かとどこかへ出かけるのも楽しいものです。
そのため2人乗りはライダーの中でも一般的な事となっており、2人でツーリングをするためにヘルメットを追加で購入する人もいます。
こうした中、世の中には何と5人乗りのバイクが存在します。
バイクはコンパクトな乗り物のため、どのように5人で乗るのか不思議に感じるかもしれませんが、バイクの長さがとても長くなっているのです。
前から後ろに長さがあることでシート5つ分のスペースが確保でき、複数人で同じバイクに乗ることができるのです。
これは長すぎるバイクと言えますが、人によってはこれを「場が過ぎるバイク」と表現することがあります。
こうした表現をする人はほとんどいませんが、人によってはこう表記することがあるため覚えておくと良いかもしれません。
5人乗りのバイクは、運転方法も違う
普通のバイクは1人で操作しますが、5人で乗ることができるバイクは運転方法も普通のバイクと異なります。
どのように運転するかというと、シフトをチェンジするときやブレーキをかけるときに、後ろに座っている人が操作を行います。
もちろん一番前に乗っているライダーも運転や操作をすることはできますが、これらの操作は後部に座っている人が中心となるのです。
これは一見すると非常に難しそうに思えますが、実はきちんと走行することができます。
慣れてくれば普通のバイクと同じように走ることができるため、バイクとして認められているのです。
また、シフトチェンジを前のライダーがしてほしくなったら、後ろに座っている人に「2速に入れてほしい」のように声をかけます。
バイクで走っているときは風などで聞こえない可能性があるため、大きな声を上げる必要があるため気をつけてください。
これはデメリットに思えるかもしれませんが、大きな声を出すための練習と思えば一石二鳥の効果があると言えるかもしれません。
問題点は、カーブしにくいこと
5人乗りバイクの問題点は、カーブがしにくいことです。
これはバイクに車長があることも関係していますが、複数人が乗ると重量が重くなることも関係しています。
全体の重量が増えると、どうしても動きは鈍くなります。
特にカーブはその影響が非常に大きく、転倒の恐れがあるため注意が必要です。
ただしもし転倒してしまっても、このバイクなら複数人で車体を起こせば良いため安心です。