イタリアの実績あるスポーツバイクメーカー
APRILIA(アプリリア)はバイクのレースで名が知れた実績あるイタリアのスポーツバイクメーカーで、スポーティなバイクという印象が強いです。
このメーカーの有名で人気があった車種に、2003年に生産が終わったツーストロークの「RS250」があります。
新車市場でも中古市場でもスポーツタイプのレプリカバイクが人気で、スクーターにも根強い人気があります。
新車は高価でなかなか手が出せないのですが、スーパースポーツのRSV4シリーズが高い人気を誇ります。
中古市場においては、ツーストローク車の上記RSシリーズがいまだ長く人気を保っています。
しかし、外車は高価なうえに転倒や故障の際の修理費用が高くつくとして敬遠する方も多いかもしれません。
また、アプリリアはスポーツ車に重点を置く製品構成であり、バイクのビギナーやゆっくりツーリングを楽しみたい方には不向きな面も否めません。
しかし、このメーカーのバイクを好む方は新車で購入したいという希望を持つ方が多く中古車として高く売ることを想定していないのか、国産車に比べるとやや中古車のネオチが大きいと言われます。
その意味では価格的にねらい目ともいえますので、アプリリアの現行モデルの特徴、中古市場の動向などを見てみましょう。
APRILIAのバイクの売れ筋はレーサーレプリカ
イタリアのメーカーですが日本に正規ディーラーがあり、特に不自由なく買うことは出来ます。
日本で販売される現行モデルのラインナップはスポーティタイプをメインとしたミッション式6車種、スクータータイプ3車種が揃っています。
中にはツーリングタイプもあるのですが、やはり売れ筋はバイクレース好きなら誰もが憧れるレーサーレプリカです。
原付クラスや小型クラスのRS4シリーズやスクーターは、国産バイクに比べより走行性に優れるのですが、全体的な評価は国産レベルです。
ただどの車種も外国メーカーという事情から国産車より新車価格が高い点が残念です。
かつてのAPRILIAは取り扱いが大変で「じゃじゃ馬」のようなモンスターバイクという印象だったのですが、近年のモデルはずいぶん扱いやすさが改善されています。
とはいえ現在でも、ほぼすべての車種で走行性能やコーナリング性能を求めて、スピーディなバイクを好む方に選ばれ続けています。
新車の売れ筋バイクは「RSV4RF」がトップで、レースで活躍するメーカーだけに、売れ筋もレーサータイプのレプリカバイクが大きなシェアを占めています。
従来は小型バイクのレースに強身を発揮していたのですが、近年はリッタークラスのスーパースポーツの大会で活躍するなど大型バイクに主力を移しています。
アプリリアのバイクの中古市場動向
アプリリアの中古市場では、現在は生産中止となっているツーストロークモデルの割合が高く、程度が良好なバイクは高価で販売されています。
人気のスーパースポーツ車であるRSV4シリーズは、国産車に比べると値落ち幅が大きいといわれています。
ちなみに人気のRSV4シリーズ（排気量999㏄）の低いグレードの相場を見てみましょう。
新車の価格が1,996,000円で中古車販売価格が100〜180万円程度、買取り価格が30〜70万円程度となっており、買取り価格の落ちが大きいことが分かります。