ドゥカティのバイクの売筋と買取相場

国内で人気ナンバーワンの外国産バイク

日本ではDUCATI(ドゥカティ)のバイクは外国産のメーカーの中でダントツの人気を誇り、L型ツインエンジンという個性的な心臓が特色のイタリアのメーカーです。
ドゥカティの人気の秘密は、エンジンのフィーリングが直接体に伝わってくる躍動感だという方が多くいます。
バイクとしてはおとなしくはなく、ジャジャ馬的ですが比較的楽に乗れる点も魅力です。
跨るだけで胸がドキドキしそうで、ドゥカティのオーナーはこのような他社のバイクにないフィーリングが気に入っているのでしょう。

ドゥカティのバイクの特徴

ドゥカティの最大の特色は、L型ツインエンジンやトラスフレーム等、オリジナルのシステムをレースで大切に培って、進化を続けてきた点です。

少し前までは、外国産バイクの中では手頃な価格で購入可能なバイクというイメージだったのですが、近年はパニガーレなど、原価を意識せずハイレベルの技術を投入して作られた高級車種が人気となっています。
L型ツインもトラスフレームも現在のスポーツタイプでは採用されない旧式なのですが、レースで培ったオリジナルのテクノロジーとこだわりで、最先端のエンジンやフレームに勝るとも劣らぬ性能を誇ります。

ドゥカティのL型ツインエンジンは、リッタークラスの大型バイクの大会で優秀な実績があり、最新の4気筒エンジンを凌駕するストレート走行性能だと高く評価されています。
同社の2気筒エンジンのクオリティの高さは、世界中のバイクメーカーを見渡しても群を抜いていると言えるでしょう。
2016年シーズンには、世界最高峰のレースと言われるMOTOグランプリで3位に入賞しており、とりわけストレート走行においてはトップのスピードを記録しました。

今後ともリッタークラスの大型スポーツバイクの部門で大きな飛躍が期待されています。
さらに2017年には新型バイクの先陣を切って、937ccのL型ツインエンジンを積んだ、その名も「スーパースポーツ」の名称を冠した100馬力オーバーの新車種が投入されています。
ドゥカティは原価を惜しみなく投入して作る高価な高性能のバイクのみならず、原価を抑えて面白いバイクを作ろうという社の方針を持っています。
新車価格は性能を考慮すれば妥当と言えるのですが、変わった構造を持つ部品が多く、維持や整備・修理に際して思わぬ出費が必要になるケースもありますので注意が必要です。

新車の売れ筋バイク

トップはモンスター1200で次いでディアベルカーボン、パニガーレ1200Sなどの代表車種が続きます。
このメーカーは車種のモデルチェンジを頻繁に行っており、2017年に投入された最新のスーパースポーツシリーズも売れ筋となっていくでしょう。

最近はリッタークラスだけでなく600cc超のミドルクラスも順調な売れ行きを示しており、国産の大型車種からの乗り換えをターゲットとした戦略が功を奏しています。
新車が人気のモンスター1200の中古車市場での買取り相場は48~95万円程度で、中古車販売相場は95~140万円程度です。
ディアベルカーボンエースでは、買取り相場が90〜150万円程度、中古車販売相場が120〜190万円程度です。