ライバルのHONDAを猛追する高成長のメーカー
ヤマハは2015年度の新車販売台数で、多くの部門でライバルのホンダを追い越した、急成長中のメーカーです。
ラインナップも幅広く、スクーターからスーパースポーツバイクまでラインナップが揃います。
車種が多いためおススメできるバイクも多種に上ります。
原付2種でスピードを求める方にはシグナスX、スーパースポーツで予算に余裕があればYZF-R1、400ccクラスのミドルクラスのアメリカンならロードスター400クラシックといった具合に分野別におススメモデルがあるのが特徴です。
ここでは、ヤマハのバイクの特徴や高い評価が与えられる理由、中古バイク市場の動向などを見てみましょう。
レースで鍛えられたYAMAHAのバイクの特徴
ヤマハは1955年に創業した国内のバイクメーカーで、当初からレース分野でHNDA等の先行メーカーと競い合いライバルを抑えるなど実績を上げてきました。
1980年代に訪れたレプリカバイクブームに際しては、HANDAにエンジンスペックでは譲りましたが、コーナリング性能が好評を博し、「YAMAHAハンドリング」と絶賛された時代もありました。
最近はエンジンを中心に高性能化が顕著で、世界最強と称されることまであります。
フラッグシップのスーパースポーツクラスのYZF-R1(997㏄)は200馬力を誇り、他社の同クラスのライバルモデルより高い評価を獲得します。
車検がいらない250ccクラスのYZF-R25や公道仕様のオフロードタイプのWR250R、自動二輪ではないものの人気の高い原付2種のシグナスXなど幅広いジャンルで人気車種がそろいます。
外観のルックスも向上しており、壮観な迫力よりもスタイリッシュな美しいフォルムが特徴です。
さらに、ライバル他社が苦戦を強いられる400cc超~1000ccの大型ミドルクラスでもMT-07/09を見事にヒットさせるなどライダーの心をつかむマシン作りに余念がありません。
このMTシリーズが人気を博す理由は、2気筒エンジンであるにもかかわらず、不快なバイブレーションやストレスを感じさせない先進的な味付けと機敏な反応にあります。
ヤマハの新車バイクの売れ筋中古車市場の動向
それぞれの分野に人気のバイクがあるのですが、あえて挙げるとトップは250㏄クラスのYZFーR25、次いで125㏄のシグナスX、155㏄スクーターのマジェスティS、ミドルクラスの688cc MT-07、原付2種のトリシティ125㏄でしょうか。
ヤマハが躍進している主な要因は、投入した新型車の相次ぐ成功で、売れ筋車種の多くは新型車が占めます。
ヤマハのバイクは新車の人気が上昇中なので、中古相場も高年式車種を中心に高値で取引されています。
フラッグシップのスーパースポーツクラスのYZF-R1の買取り相場は30~110万円程度、MT-07が40〜55万円程度、トリシティ125が15~25万円程度です。
ヤマハのブランドイメージのアップに伴い、今後益々中古バイクの相場は上昇が予想されます。